第103話

「てめぇは俺のパシリだろうが…。勝手にいなくなんじゃねぇ。」



彼は何かを悔やむように下を向いて、歯を食いしばりながら言った。



パシリ…というのはちょっと気に食わなかったけれど、彼も彼なりにオレを心配してくれていたんだ。



そう思うと、先程までの恐怖が嘘みたいに消え、オレは目の前にいる柳生君に抱き付いた。






「んなっ!!てめぇっ、何を…っ!?」



「ははは、そっか。そっかぁ!!柳生君…オレの事心配してくれてたんだ!!はは、そっか…そっかぁ!!」




もの凄く嬉しかったオレはギュッと柳生君を抱きしめる力を強めた。



心配してくれる友達がこんなにもいるって、とっても…とぉっても嬉しいんだね。



特に、彼みたいな人にそうされると何だか特別みたいでもっと笑顔になる。



特別、嬉しい!!

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