第55話

「人の顔ジッと見て、何か面白い事でもあるか?」



ああ、そういう事か。



私がカラスさんを見つめていたから、それを不審に思ったワケだね。



いや…面白いというか…





「そうじゃなくて……」



と言葉を発しようとしたその時……











「ヒロさん!!ちわっす!!」




と私の背後から、耳を塞ぎたくなる程の声が聞こえてきた。



私はその声に振り返ろうとすると、次は左から…




「ちゃっす!!ヒロさん!!」



「ご苦労様です!!」





とあらゆる不良っぽい男達が次々と、カラスさんに声をかけてきている。



な、何なわけ?



ってか、この光景…異常過ぎるでしょ。



明らかにカラスさんより、年上なんじゃないのって人もカラスさんに頭下げてる。





ねぇ…カラスさん……あなた一体…何者?

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