第50話

「もう真野ってば……おっちょこちょいね!!」



「妄想はいいから、さっさと食え。」



はは~、ですよねぇ~。



いや、一週間経ったからか彼は私の扱い方をよく理解したらしい。



でもそれを無視しない所が彼らしいって言えば、彼らしいかも。





私の妄想なんて放っておけばいいのに、そうはしないカラスさん。



きっと、それは彼なりの私に対する優しさなのかもしれない。








あ、いや…ただの私の思い込みなんだけどね。



根拠は全くないよ。



これがもしかしたら、何となく…とかかもしれないよ。



いや、それがそうなら私もちょっと傷つくけどね。






そう思いながら、私は味噌汁に口をつけた。





「あひゅっ!?」



しかし、思ったよりも味噌汁が熱かった所為か、私はそんな変な声を出してしまった。

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