忘れられない夜

第22話

ヒロ?SIDE



「すー……すー…。」



俺の胸の中で、“また”スヤスヤと眠る女。



いつもなら、間違いなく追い出してるだろう。





いや、追い出す前に家に入れてないし……きっと、1ヶ月前も助けたりしなかったハズだ。



そう…全ては気まぐれから始まったハズなのに……






気まぐれで終わりを迎えられない。



まだ、こいつとの繋がりを求めていたいと願ってしまう。



ギュッと一度抱き締める力を強めてから、彼女をベッドの中に再び戻してやった。





彼女の寝顔をジッと見つめる。



安心を持って眠るその姿は何とも言えず、少し可愛らしく見える。



無意識に彼女の左頬に手を伸ばし、優しく撫でてやった。





一層……この世界が俺とお前だけで回っていればいいのに。



と何ともクサい事を思ってしまった。

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