第7話

それから一週間が経ち…



俺はいつものように学校をサボって、街にいた。





「ヒロさん!!ちぃっす!!」


「おはようっす!!ヒロさん!!」




色々な声が俺に届いて来る。



明らかに俺より年上だろ…ってヤツも中にはいた。



俺は街では、トップの名を連ねてはいるが、それはただの称号に過ぎない。



いつも俺を“ヒロさん”と呼んで来る。



つまり、こいつらは誰も俺の事を見てはいなかった。



俺自身を見ようとしてくれるヤツはいなかった。






そう暗くなる時、いつもあの路地裏に目がいってしまう。



ああ、今日は彼女は来ないのだろうか…と。



自分から来るなと言っておいて、おかしな話だが…どこかでその言葉に逆らって欲しいという気持ちが芽生えた。





きっと、ただ純粋にお前に会いたいだけ。



名前も知らないヤツに会いたいなんて…俺もおかしなヤツだ。

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