第20話



昴は、ぽかーんとした顔をしている。

梓君はにっこりと嬉しそうにしている。

しかし、すぐに眉を寄せ「女子?」と心配そうに聞いてきた。



小学校の時も、中学校の時も【白銀】のメンバーに近づこうと、私と仲良くした子たちのことを思い出した。

その事をみんな知っているから、心配してくれているようだ。



『うーん……女の子と男の子』



「二人とも俺たちに興味ないみたい!なんか、普通に話せる。」



亮君はそういうの敏感に感じとれるからね。

だから梓君たちも安心してたけど、やっぱり心配してくれている。



「……それは良かったです。ひかり、なるべく亮といるんですよ。ところで、その二人の名前は?」



首を傾げる梓君可愛い……!



『えっとね!女の子は、姫で男の子は………仁くん!』



仁くんの名前を言うとき、さっきの頭を撫でられたことを思い出し、顔が熱くなる……



───ドクンッ



うぅぅぅ~!!仁くんの微笑んだ顔、すごく格好良かったなぁ~!!今思い出しても頬が緩んでしまう!

妖艶という言葉が似合う不思議な人……



───ドクンッ



心臓がきゅぅぅぅってして、苦しい。

なんだろう?これ。



手で顔を覆いながら悶える私を見て、5人が苦い顔をして梓君を見ていることなんて知りもしなかった。






《ひかりside end》




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