第4話
帝君。
俺を見つめながら、そんな悲しい顔をしないで。
俺を本当の兄みたいに慕ってくれた君を見ていると、本当に嬉しかったのを君は知っているだろうか?
可愛い、俺の弟。
一人だけ血の繋がっていなかった家族の中で、いつも寂しかったと言っていたね?
だからって、もう悪いことしちゃいけないよ?
深夜のことも、責めないであげてね。
君はとても優しい子だから、きっとすぐに君を愛してくれる人が現れるよ。
だから―――…何もかもに絶望しないでね。
どうか、どうか。
君がいつまでも笑顔でいられますように。
ねえ、帝君。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます