第140話
次の日、蘭勝さんは10時にきちんと迎えに来て、私を車に乗せる。
……大人しく従いたいわけではないけど、こうしないと彼の本音を聞けないと思った。
もちろん結婚したいわけとかじゃない。
私は砦が好きだし、蘭勝さんのことは嫌いでなくても……普通に友達としてやっていきたいって思っている。
でも、彼の本音を聞きたいっていうのはまた別問題。
彼の昨日の発言が気になる。
気になって仕方がないんだ。
だってあの言い方じゃあ、『大稀さんのため』に何かをしているってことだもの。
……そんなの、おかしい。
蘭勝さんが大稀さんのことを大事に思っていたってことが分かるのは嬉しいことだけど、……亡くなった人のために自分が犠牲になるのはおかしいと思う。
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