第130話

そんな私の姿を見て面白がったのか、鼻で笑った後、蘭勝さんは口を開く。




「―――…お前の大好きな俺の弟が言った言葉らしいぜ。有難く受け取っとけばいいんじゃねえの?」



“婚約祝いにゃあ、ちと情熱的すぎる気もするがな”



怒っているのかそれとも面白がっているのか、彼の瞳からは読み取ることができなかったけど―――…何かを企んでいる目ではあった。



でもそんなことより、彼がこのカラメルを送ってくれたことに私は嬉しさを噛みしめる。




……彼の好きな色。



濃い目の茶色を表しているソレは、もしかすると私の髪色を表してくれている?



―――…全くキザね、彼も。



「ふふ。」



「………」

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