第112話
少しの間彼を見つめていた砦に、彼は“あ”と声を出した。
「そういえば、助けてくれてありがとー。」
「え、あ、いや助けたわけじゃ」
「あー、てかあれ助けたわけじゃないよねー。アイツと知り合いっぽかったしー。俺のこと総無視だしー。まあ、別にいいけどね。え?別に拗ねてないよ?俺だけ蚊帳の外じゃんとか思ってないよ?だって、俺一人慣れてるしー。〆切の時なんて本当マジで俺死ぬんじゃないかってくらい、孤独に生きさせられてるからね、担当に。あ、今度担当にマジで殺されるんじゃないかな、俺。〆切大幅に過ぎてるし。まあ、だから今ここにいるわけだけどねー。今頃、島津さんマジで焦ってるだろーな。ぷぷ、想像しただけで笑えてくるー。君もそうでしょ?」
―――…知らねえよ
砦は一と話していて、イライラがどんどんと積り始めていた。
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