第98話

「じゃあ、俺は四谷さんと行動すればいいんっすか?」



「ああ。兄貴がこの世界から姿を消した。……いずれは広まるはずだ。」



「……『審判者』が消える。」



「大きく荒れるぞ。」



瓜はそれに頷いて、協の前に立ちはだかる。



それは……協にとって逃げられないことを表していた。





「……どうしても俺を巻き込みたいのか、お前らは。」



「乗りかかった船だろ?……協。お前がいねえと、この街は助からねえ。」



―――…何でこういう損な役回りを俺はさせられているのだろうか?



なんて思いつつも、彼には拒否権はない。



……元々世話好きの彼に、断るという選択肢があるかは疑問でもあるが。

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