第21話
いつまでも呑気な彼にそろそろ耐えきれなくなっている自分。
落ち着きましょう。
彼に怒っても仕方がないことよ。
いつものことだし。
「勉強を教えてほしいということでしたよね?」
「そうそう。」
「では勉強をしましょう。教科書を開いてください。」
「えー、いいよ。別にー。てか、本郷の部屋探索する方が面白そうだしー。」
そう言って水島君は持ってきているはずの教科書を開かずに、部屋中に視線を這わす。
「おい、何、人の彼女の部屋をんーなヤラシイ目で見てんだあ?」
「うわ、何その発言。彼氏面しちゃってねー。」
「彼氏なんだから、問題ねえだろ。」
―――…本当、どうにかしてほしい、この二人。
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