第5話

「………」



「こりゃあ、センターやべえかもなーってようやく危機感覚えてきたんだよねー。」



…………。



呆れて物も言えません。






「……そうですか。」



「ってことでさあ、今日本郷家行ってもいい?」



「はい?」



何故いきなり私の家に彼が訪問することになっているの?



状況がイマイチ把握しきれていない自分に、何故か眩暈がしそうだ。




「俺さ、図書室とかより他人の家の方が落ち着くんだよねー。」



「自分の部屋で勉強しなさい。」



「あー、無理無理。俺、絶対遊ぶもん。」



……これは、どうしたらいいの?



自分の家に男性を入れるのは、やはりいくらか抵抗がある。



しかも、今は彼氏だっていることだし。

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