第4話

学校に着くと一番始めに会ったのは、水島君だった。



「おはよう、水島君。」



「ちゃお、本郷。」



玄関の靴箱でもたれている彼を見て、誰かを待っているのだろうかと首を傾げてしまう。




「誰かお待ちですか?」



「本郷待ってたー。」



「……私を?」



何か待たれる用事とかあったかしら?



思い出そうと記憶を辿ってみるけど、心当たりは全くない。




「えっと、どうしました?」



「……実はな」



深刻そうな顔をするので、私は彼が次に言う言葉に身構える。



……何なのかしら?



数秒した後、彼は意を決したように口を開いた。







「俺、カバーできないくらい頭が悪いことに気付いたんだ!!」



―――…は?

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