第17話

「……あんな愚図の血が流れてると思うと反吐が出る!!でも、事実だから仕方ねえ!!」



“諦めねえと、俺は好きなヤツを傷つけるかもしれねえんだ!!”




砦の気持ちが痛いほど理解できる蘭勝は、彼の肩に優しく手を置いた。





「悪かった。――…もう、やめろ。」



自分の想い人を思い出している蘭勝は、少しだけ目を伏せた。



―――…全く、忌々しい血が俺らを未だに付き纏うんだな。



蘭勝は砦の頭を優しく叩いてから、ゆっくりと立ち上がった。







「―――…ちょいと、お仕置きしてくるかあ。」



蘭勝は泣いている砦をもう一度だけ見て、意味深に歩き始めた。

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