第58話

俺達が14歳を迎える年。



俺はいつものように夜を迎えようとしていた。



……大稀とは『塵山』の近くにいる不良に喧嘩を売ることがあったけど、最近どんどんとその数も減ってきている。



俺達が大人になり始めたっていうのもあるけど、一番に大きいのは多分あの土坂っていう男。




本当、しつこいんだよな。



喧嘩を止めに入ったり、何であんなおせっかいなことができるのか俺には理解できない。





「ああいうのをお人好しっていうのかなー。」



まあ、別に俺は大稀と一緒に歩めたらそれでいい。




そう思い、俺は自分の部屋を出た。

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