第51話

俺は走り始める。



大稀がいそうな場所にへと、ずっと走り続ける。



どこに…っ!?



どこにいるの…っ、大稀!!





『塵山』の外に出るのは初めてで、俺はあちこち探した。



どこかも分からない道を必死に。





その時だった。



彼の声が聞こえてきたのは。







「――…復讐してやる…ッ!!」



大稀…?



その声が聞こえている方向に足を運んだ時、目の前には何人もの男が倒れている真ん中に大稀がいるのと―――…知らない人?



誰、だ?







「復讐なんて君にはもっとも似合わない言葉だね。」



「黙れ!!」



「ダメだよ、“大稀”君。そう簡単に復讐なんて言葉を使っては。……それがどれだけ残酷な言葉か――…君は分かっていない。」

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