第6話

「ぶっ潰してやるよ。」



って、そんなことを考えている場合じゃない。




「やめてください!!」



私は彼が前へ進もうとしたので足止めをするために、彼の前にへと立ちはだかった。



しかしそんなものはお構いなしのようで、私よりもいとも簡単に前へと出てしまう。



―――…無視するなんて、最低!!





「諏訪君!!」



「花子。頼むから、大人しくしとけや。」



しかしランカさんにとって私のそんな行動は無駄だったみたいで、鬱陶しいというような顔で私を見つめる。



だからって、公共の場で喧嘩しようとしないでよ!!



そのために止めているのに!!




「いい加減にして頂戴!!」



私はエントランスに響き渡るような声で叫んだ。

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