第113話

暴力を那留兄さんが振るうかというのは大きな問題ではないのよ。



いや、暴力を振ってほしいわけでもないけど。




私はとりあえず―――…四谷さんに身の危険が生じるのではないかと。




「那留兄さん。四谷さんは本当に…」



「心配しないで。今から協とランデブーに行くだけだから。」



ラ、ランデブー?



私は四谷さんの顔を横目でチラリと見ると、物凄い恐怖で顔が歪んでいる。



これはもう、ランデブーとかそんな生易しいものではないということは容易に理解できた。




「さて、協。それじゃあ、今から行こう。」



「待て。今から、マジで暴走なんだ。それが終わってからでいいなら…」



「時間、取らせてんじゃねえよ」



「……本当、すまん。」

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