第53話
「そんなに砦が好きなら、さっさと砦のとこでも行きゃあいい。」
何をそんなに怒っているのだろう?
そう問いたくても、彼が私を見る目が怖すぎてそんなことをする勇気もない。
……彼がこんな目で私を見るのは、初めてじゃないだろうか?
私はいつの間にかロックが解除されていた車からゆっくりと降りて、ドアを閉めようとした時、ランカさんに声をかけられる。
「紗綾。……お前はいずれ、砦を選んだことを後悔することになる。」
嫌な予感が、する。
「それだけは忘れんじゃねえぞ。」
“さっさと行け”
私は彼のその言葉を聞いて、ドアをゆっくりと閉める。
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