運命の一言

第37話

空気はさらに、悪くなる。



私にはその『陽炎』とかイマイチ分からないのだけど、その言葉を聞いて砦の顔は豹変した。



良い状況じゃないのだけは、理解できる。






「なるほど。【Hell】に身を隠してりゃあ、安心だと思ったわけだな。」



「案の定、あんさんら気づかんかったろ?」



“悪いけど、【Hell】の半数は『陽炎』の集まりやで”



千歳さんはそう呟いて、笑みを深める。



どうしよう。



自分には何もできることがなくて、情けない。



この状況もどうにもすることできなくて、さらに砦たちの迷惑になっている。



情けなくて、涙が出そうだ。




そんな時だった―――。

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