第20話

水島君は流石に3対1はやばいと思ったのか、じりじりと下がるが壁際だったので下がりきれなくなる。



―――…追い込まれた。




私は彼の名前を呼びたいのに、先程のバッドの件がショックだった所為か声が出ない。



お願い、お願い、お願い…っ!!



誰か、助けて…――!!







しかし、タイミングよく誰かが来るはずもなく、囲まれた水島君は最初に千鶴さんの攻撃を受ける。



袋叩きというほどではないにしても、確実に彼に当たるように3人が一斉に攻撃を仕掛けていることが素人の私からも分かる。



どうしよう、どうしよう…っ!!



真護さんに掴まれている手を離してほしいと抵抗しても、彼が離してくれることはない。

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