第13話

「ったく、玲音。こういう輩はさっさと掃除しとけっていつも言ってるだろ?」



「知らねえよ。掃除しても向こうが散らかしにくんだから、文句はコイツらに言え。」



「大体、最初にやらかしたのはお前だろ。その短気、少しは直そうと思わねえのか?」



「思わねえ。……俺様が悪いと思ったことなんざあ、一度もねえよ。」




その言葉に四谷さんは溜息を吐いていたが、彼のその精神を直そうとは本気で考えてはいないらしい。



彼の右手に持たれている相手を一瞥して、少し前にいた修誠さんに声をかけた。





「修誠。そのバッド、貸せ。」



「………。」



何を考えているのか、修誠さんは悟ったようにしてそのバッドを彼に渡す。

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