第7話

「あらあらあら、玲音ってばお迎え役丸投げしちゃって。困った子。」



さらにこの場に登場したのは今日はスカートではなく、黒いズボンをはいている千鶴さん。



化粧は、いつもより少し薄いだろうか?




「修誠ちゃん。アタシ、玲音が心配だからあっち行ってくるわねー。」



「………。」



いつも通り何も喋ることをしない修誠さんが睨んでいるのは、先輩だった。



千鶴さんに話しかけられても、それに応えることは一切しない。



それが分かっているのか千鶴さんは何も言わないが、少しだけつまらない顔をして修誠さんの隣を過ぎる。



―――…先輩の隣をさらに過ぎようとした時。






「……お前とは、一度やってみたかったんだよ。」



聞こえてきた声は、聞き覚えのあるもの。

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