第34話
部屋に戻りベッドに横たわったわたしの元に、カルナさんからメッセージが届いた。
【カルティナ姫、今日はありがとうございました。僕は今日、とても楽しかったです。
カルティナ姫とまた二人で会えること、楽しみにしています。
では、今日はゆっくりとお休みくださいませ。
カルナ】
「カルナさん……」
律儀な人だな、カルナさん。こんなメッセージまでくれるなんて……。
最初は金髪ということもあり、ちょっと怖そうな人なのかな?って思っていたけど、話してみると全然そんなことはなかった。
自らリードしてくれたりして、わたしを楽しませようと頑張ってくれていたその姿を見て、すごく嬉しいなって思った。
人は見かけじゃないということは分かったから、もう少しカルナさんのこと、知りたいな……なんて思ったりもした。
だけどカルナさんは、わたしよりもやっぱり大人な感じがした。考え方とか、価値観とかも含めて全部、そう感じた。
「婚約者、候補……」
二日後には三人目の婚約者候補のアレンさんとのお出かけだ。
アレンさんは最初会った時、ちょっとクールな感じがしたけど、実際はどんな人なんだろう?
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