第41話
「あぁ。そのうち、俺達にも言われるな。ここにいるみんなに」
みんな?
もう、どんちゃん騒ぎのみんなに?
この人達が?
マスターに、何か言われるの?
何を?
「この面子なら、何かしらやるとは思ってたけど。本格的じゃねぇか。博が、一番重要だからな?」
「はいはい。でも、誠也だってやるときはやるでしょ。今回は、自分からなんだし。自分の部隊のほうが使いやすい」
「博の権力も重要なんだよ。女のケツばっかり見てねぇで、しっかり働けよ」
「うるさい。働いてるよ」
何が始まるの?
なんなの。
「凛ちゃ~ん!戻って来て」
カウンターの方を向くと、マスターと悟さんがいた。
二人とも、カウンター席に座っている。
何?
なんだか、違和感がある。
ビールの空き瓶を持って戻ると悟さんに頭をガシガシと撫でられた。
「よし。お前は、前だけ見てろ。それだけでいい。いや、それだけを考えろ。それしかない」
いや、悟さん。
何を言っているのか分かりません。
全然、理解できないです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます