苦悩

君の記憶に残ることばかり考えて、いつからこんなにも大人になっていたのかと思い悩む…



高校生と言う肩書きを持つ彼女は、出会った時は高校1年の終わり頃で、まだ16歳だった。



一部の記憶を失くしたままの彼女は、自分との出会いも、その後過ごした期間の事も覚えていない。



彼女にとっては、それだけ辛い衝撃的な出来事が目の前で起きてしまったと言うことだ。



彼女の記憶に残りたくて、必死に守って来たつもりだった。だけど守っていた筈の彼女は、弱いどころか、人間としてとても強く、逞しい女性だった。

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