第22話

「そんなことはどうでもいいの。親と喧嘩するのは日常茶飯事だから。そんなことより、合コンいくよ。今日。」





「え?私も!?」




「決まってるでしょ。あっちが浮気してきたんだからこっちもしてやる。」




「やめときなって、こじれるよ。」





「やめない。そして沙妃も絶対連れていく。沙妃も彼氏欲しくないの?」




確かに、彼氏というものには興味があるけど・・・




合コンはちょっと怖いな・・・




「いや、榊に怒られるよ。いつもの時間に向かえくるし。」




「適当に理由つけて迎え断ればいいじゃない。ほら、スマホかして。」




強引にスマホを奪われると、すごいスピードで文字を打ち、止める前に送信してしまった。




「なんて打ったの?」




「流歌と遊んで帰るから、迎えはいらないって。」



流歌がニコニコしながら言うからもう諦めるしかないと思った。




こうなったら、流歌は聞いてくれない。




「はあ・・・わかった。行けばいいんでしょ。」

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