第20話

「え・・・マジ?」




「二度とそのツラ晒さないほうがいいと思うレベルに」




ガーンと思って放心状態でいると、「どうでもいいから早く乗れ」と怒られてしまった。




「あんたねえ、口が悪い!どうにかならないの!」というと




「どうにもならないです。」



oh・・・




そこまではっきり言われたらしょうがないわ。




今日も、執事の口の悪さは諦めるしかないようです。





車で数十分走ると学校が見えた。



いつも通り、榊に手を貸してもらいながら車から降りると羨望の眼差しが送られてくる。




「みんなも、そろそろ慣れようよ。毎日見てるじゃん」



誰にも聞こえないような声でぼそっと言った。

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