第66話

私はまだ死ねないのに。



この状況をどうやって打破すればいいの!?




「このにおい…………やはりお前たちのだったのか。気に食わん」




まばゆい光。



炎の男。




「貴様!四神一族か!?」



「だからなんだってんだ」




ニヤリと笑い、縄と金属が破壊された。




「あっ!」




身体がラクになった。




「人間は返してもらう。お前らを殺したいところだが、そんな時間はないからな」



「なに!?」




男の子に抱き抱えられ、森を脱出した。









「ベロニカ様に献上するための品が……………」

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