第82話

でも、今年はまだ冷房使えないから……



熱中症にならない程度に手を抜いて体育に取り組も。




亜子ちゃんと乃々華と交代しながらバトミントンをして、終わる頃には汗がすごくて……やっぱり早く冷房がつくことをみんなで祈り、亜子ちゃんが「みんなで佐々木先輩の祭壇を作って祈るかー」と冗談を言って笑わせてきた。





うーん……ご利益ありそうな……




なさそうな祭壇だなぁ……それ。




体育を終わらせて着替えて教室に戻る。





「………………あれ……」




なんか……違和感。




なんだろ。




自分の席に戻ると何か違和感を感じた。でも、何か分からなくてとりあえず座って授業の準備をする。






その日は何かよく分からない違和感を感じながら一日を過ごした。

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