第44話

効率のいい勉強法とか聞きたかったなぁ……




後で幹事に、聞いてみるか。






「妃芽ちゃん?どうかしたの?」





「ひゃっ…………」






「ん?」




「え…………いや。なんでもないです。」



なんか、スカートに手が当たったような……気のせい?だよね。もう、私ったら…………





「あれー?妃芽ちゃん?」





綺麗なお姉さん軍団に声を掛けられて私は振り返る。





「?」誰だ。…………こんな美女たち……知らんぞ。





「もー……忘れちゃった?」




「妃芽ちゃん知り合い?」澤部さんに聞かれて私は少し考える。




年上のお姉さまに知り合いなんて………………





あ……





「親衛隊の人達!」





「そうそう!」お姉さん達は相変わらずキャッキャしている。彼女たちはももちゃんの、中学時代の親衛隊。





私も優しくしてもらっていたいい人たち。







「し…………親衛隊!?何それ……」



澤部さんは少し驚いた顔をしている。




「幼なじみの親衛隊の人たちですよ。……昔お世話になったんです。」




この人たちは本当に優しかった。……よくお菓子をくれたり……遊んでもらったりしたなぁ……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る