第20話

「じゃ行ってくるね〜」





「行ってらっしゃい。」



2人を見送ると部屋に戻り勉強を始める。




ペンを買うってことは少し遠いところまで散歩に行くってことだから……ちょっと帰りが遅くなるかな?





そう思い、お風呂に先に入りまた勉強を始める。





「んー………予習まで終わり…」って……もう2時間も経ってるし……





2人とも……遅いな………




どこまで行ってんだろ。





時計の針はもう10時を示している。




スマホを確認しても連絡は来ていない。








プルルルル……無機質な電話の音。こんな時間に……固定電話から連絡なんて……





泰ちゃんかな?




電話を取ると、警察だった。マミーとパピーが事故にあったらしい。







「え………」






「今、××病院に搬送されてーーーー」




もう、頭の中が真っ白。その場で座り込み、泰ちゃんに電話する。

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