第8話

「……じゃあ食うしかねえじゃん。」




「だって……お小遣い足りないもん!」月5000円だぞ!!わたしのお小遣い。




「……は?……払わせるわけねえじゃん。年下に。」





何を言ってんだ。……と言わんばかりの顔。





「…………え?」





「は?」





神か!!!!どうしたよ。こいつ。




「お待たせ致しました〜、季節のパフェです。」




「あ……はい。」


店員さんから、パフェを受け取る。






「ふおおお……」美味しそう。





これはやばいよ。





「……ももちゃんいいの!ほんとに!!」




「早く食えよ。……アイス溶けるぞ。」




ふっ……と笑うももちゃんに「いただきます!」と言いひとくち食べる。




甘い〜♥美味しい!最高!!!





「…………食ったな?」さっきまでニコニコ笑っていたももちゃんの表情がにやーっと何か企む顔に変わる。





不思議に思いながらも、全部食べ終わり、ももちゃんはお支払いをしてくれた。



「ももちゃん、ありがとう!」





「いえいえ〜………………じゃあ、行くぞ。」



車を発進させどこかへ向かうももちゃん。私はまだルンルン気分で鼻歌を歌う。





車を走らせると、見慣れた風景。高校の近くだ。




「ほら、降りて。」








マンション?……ももちゃんの?……なんで?

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