お隣さんが大っ嫌い

第1話

「んー…………朝……あ……でも……今日は土曜だから……もう一眠り……」





カラッと晴れた土曜の朝。




これほど素晴らしことはない。うむ。本日も最高だよ。




休日の朝は二度寝に限る!ようし!寝ましょうね〜……寝返りを……






「すぅ……んぅうう……」







「ふおおおおお!…………な……何してんの!ももちゃん!」



当たり前のように私のベッドの上で眠っている男。




「んー…………めめ子眠いから……騒ぐなって。」


寝返りを打ちながら私から毛布を奪い取り、挙句の果てに頭から毛布を被ってしまう始末。





こ……こいつ。




「ももちゃん!何回言ったら分かるの!……私は〝めめ子〟じゃなくて〝妃芽〟!間宮妃芽まみや ひめという、プリチーで、キュートなお名前があるのよ!」







「はいはい、何でもいいから……朝からめーめー騒ぐなよ。ヤギか。」






「もー!!!!ももちゃんのおバカ!」ムカつくから、鼻をつまんでやる!






毛布を引っペがし、鼻をぎゅっと摘む。





「んがっ…………」




あ……やっべ……

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