第68話

「三ツ矢さん。ありがとう。心配してくれて。けど大丈夫。俺、周りの目気にしない質だから♪」



優しい笑顔。



慶太くん………。



「慶太くん。ありがとう……」


「じゃあ。日曜日の10時にここで待ち合わせしよう」


「うん」



私と慶太くんはやり残したことを探すため手探りだけど始めてみた。


私と慶太くん。


奇妙な関係だけど、幽霊と生身の人間だけど一歩ずつはじめてみる。


日曜日に水族館デートすることになりました。

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