第34話
「なら、私が猶予期間内に成仏できなければ、転生もできない。今までの記憶が消される。そして、お母さんや……麗、慶太くんから私の記憶を消されるってこと………」
レイは申し訳なさそうに頷いた。
極めつけにライは
「そうだ。甘い考えをするな。猶予期間を与えられるだけ有難く思え」
厳しい一言を放つ。
「翔子。けれどできるだけ君のサポートをする。まだ半年もある!きっと、大丈夫だから……」
レイは下手な慰めをした。
私の与えられたのは半年という猶予期間。
私は慶太くんの居場所を探し出し、未練になっている慶太くんへの告白ができるのだろうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます