第22話

「私だってわからないんだ…」



「三ツ矢翔子?」



「これが運命なら……決められたことなら抗えないよね。だけど追いつかないの。ついて行かないんだ、心と身体が………」



今にも消えそうな私の体。


もう少しで私の体が消えるのは分かってる。


分かってるけどさ、あれだけは。



慶太くんに宛てたラブレターだけは持っていきたいんだ。

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