第8話

「イヤア! やだあ!!」


私は泣き叫び、必死に逃げようとしているのに、世那の動きは止まってくれず。


やっと動きが止まったと思った、ソファから床へと私の上半身を下ろし、逃げようとする私の足を肩の上に乗せると、そこからまた入ってくる。

体が2つに避けそうなほどの痛み。がっちり掴まれている私の足は、身動き出来なくて。


「やめてくださいやめてください!!」と、泣きなが訴えているのに、世那は楽しそうにして動きをやめない。




「いいね、やっぱ泣く女は」


「痛いっ!イヤア!」


「可愛い顔してるし、こういう出会いじゃなかったら考えたかもしれないのになあ」


「っ⋯!やめ、て!止まって!!」


「やめて欲しかったら、なんでここにいるか早くいいな。廻されたくないでしょ?」


「な、に⋯もっ、誰がとかっ⋯痛っ―――」



喋ろうとしない私に怒ったのか、痛みを起こす行動をしてきて。

もう言っても無駄、無駄なんだ。この人たちには何も通じない。

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