第8話
「イヤア! やだあ!!」
私は泣き叫び、必死に逃げようとしているのに、世那の動きは止まってくれず。
やっと動きが止まったと思った、ソファから床へと私の上半身を下ろし、逃げようとする私の足を肩の上に乗せると、そこからまた入ってくる。
体が2つに避けそうなほどの痛み。がっちり掴まれている私の足は、身動き出来なくて。
「やめてくださいやめてください!!」と、泣きなが訴えているのに、世那は楽しそうにして動きをやめない。
「いいね、やっぱ泣く女は」
「痛いっ!イヤア!」
「可愛い顔してるし、こういう出会いじゃなかったら考えたかもしれないのになあ」
「っ⋯!やめ、て!止まって!!」
「やめて欲しかったら、なんでここにいるか早くいいな。廻されたくないでしょ?」
「な、に⋯もっ、誰がとかっ⋯痛っ―――」
喋ろうとしない私に怒ったのか、痛みを起こす行動をしてきて。
もう言っても無駄、無駄なんだ。この人たちには何も通じない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます