第83話

電車に乗り込むと町からどんどん離れていきそして見えなくなった。





裕二さんからもらった封筒にはお金が入っていた。




そして折ってあった紙を開くと、住所と「ここで部屋を借りるように。」と書いてあった。そして、その下には今日から名乗る私の名前が書いてあった。





きっともう、洋に会うことはない。




きっと、出会ってはいけなかったんだ。





私この時やっと気がついた。





私は洋が好きだった。





誰よりも大好きだった。





貰ったネックレスに触れた。





「さようなら。」

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