第51話

家に帰ると、洋から荷物が届いた。




リカから、「リン宛にきてるよ。」と言われて段ボールを開けるとネックレスが入っていた。





「あの子、こんなの渡せる歳になったのね…」と、リカはボソボソと言っていた。






キラキラ光るネックレスを付けようと思ったけど、付けるのが難しくて苦戦しているとリカが手伝ってくれた。







鏡で見ると、すごく可愛かった。





すぐに洋に電話をして、お礼を言った。






「誕生日おめでとう。年末年始帰れなくてごめんな。」そう言われて「洋、ありがとう。また、次に会えるの楽しみにしてる。」と答えた。





その後も少しだけ話をして、電話を切った。





こんなに幸せな誕生日は初めてだった。

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