第68話

奈央は謝った私を無視して、

並べられた料理を片付けていく。


多分、これ以上話しかけても返事をしてくれないって思った。


心を閉ざした奈央。


やっぱり、仲良くなるとか無理なのかな....。



心の中で大きなため息をつく。




奈央は「8時なら9時の間に風呂入って」。

と、それだけ言うと、リビングから出ていった。




残された私は食器でも洗おうと思ったけれど、勝手に洗ったら、きっと何か言われるだろうな。と思ったら、食器をシンクの所へ運ぶしか出来なかった。

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