「師匠、何してはるんですか？」

「いや、わしも甲子園行こうかなぁと・・・」

「ダメです、この後またドッキリの仕事入ってます、

　ああっ！

　ちょっと阪神バスに乗らないでください・・・」

「こら、ドッキリの仕事って先ゆうたらアカンやろうドッキリにならんやん・・・」

「そう言われても師匠、この先三ヶ月ドッキリの仕事しか入ってないですよ」

「分かってるけど、先ゆうなドッキリにならんやん、

　だいたいなんでいっつもだぶるタルトが

　刑事役やねん？

　ドッキリ成立してないやん、

　誰が引っかかるねん？」

「予算無いですよ、

　朝のラジオのミニコーナーなんで・・・

　急いでください、

　もうライラライさん先入って死んでますんで」

「あいつ、今月何回死ぬねん・・・

　他のドッキリ無いんか？」

「まあまあ、なぜか受けてるんでこのままで・・・」

「ほんまか？どこで受けてんねん？」

「ロシアです」

「うそーん！

　なんで通じたん？」

「いや、もう大ブームらしいですよ」

「ほんまか？」

「はい、もう街はライラライライラライゆうてます」

「えっ、そこなん？」

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