「花野、起きろ」

「あっ、プリン王子！」

「何を寝ぼけとんねん！

　プリン王子って何の夢見ててん・・・」

「あっ、茶番は終わりましたか？」

「終わって、今から逮捕するところや」

「えっ、茶番って刑事さん失礼な、ぷろへっしょなるなトークやったのに・・・」

「よし、逮捕する」

「わー、待って待って」

「待てと言われて待つやつおるか？

　あっ、おった・・・

　花野、なんで待つねん？」

「いや、待てって言わはるから・・・」

「いやいや、待てって言われて待ってたら犯人みんな逃げてまうやろ！」

「あっ、それでか・・・」

「はーなーのー・・・」

「それではこの辺で失礼します」

「お疲れさまです」

「て、こら待て、逃げるな新井」

「いやーん、ばれたぁ」

「ばれいでか」

「いや、だから、わし何もやってないって、ほら目を見てください、これが殺人犯の目に見えますか？」

「なんで白目むくねん！」

「あっ、つい芸人の血が・・・」

「よし、逮捕する、侮辱罪や」

「ひぃ、ごめんなさい逮捕しないでぇ」

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