第36話

私は性格が悪い。

いい子ならこんな事、思わないはずだから。


家族のことは大好きなのに·····。



私は熱い息と共に、深いため息をついた。









熱は三日後に下がった。

侑李に会いたくて会いたくて仕方が無かった私は、学校が終わった放課後病院まで走って侑李のところへ向かった。




「お姉ちゃん!!!」



この前と変わらない侑李の可愛い子犬みたいな笑顔。


その顔を見て、私は罪悪感を覚えた。

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