第61話
その時から隼翔は、バイクの走りさばきも凄くて、喧嘩も強くてお兄ちゃんたちからも一目置かれてた。
隼翔はあたしがお兄ちゃんの妹と知るやいなや、隼翔は
あたしに接触してきたけど、その時のあたしは辰巳さんに夢中だっから、スルーしていた。
隼翔はあたしに「女になれよ」ってずっと言ってたけど、隼翔はいつも女の影が絶えなかった。大駕みたいに女癖が悪いやつで。
辰巳さんが引退し、隼翔が特攻隊長になった時、隼翔はあたしに言った。「辰巳君を越したら、俺と付き合ってくれよ」と。
辰巳さんを超えることなんてない。
だから隼翔と付き合うことは無い。
からかって、お兄ちゃんの妹だから、あたしと付き合いたい隼翔。
じゃなきゃ、妹って知った途端、接触してくるのはおかしいから。
隼翔は本気であたしの事を好きじゃない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます