第38話

眠っている大駕の寝顔は、昔と変わらない。


大駕を起こさないように腕の中から出て、大駕を跨ぎ、ベットから下りてトイレへと向かう。ついでに洗面台へ行き、歯を磨く。



ってか今何時⋯

7時ぐらい?

あーくせっ毛⋯

大駕んちアイロン無いからな

家から持って置いておこっかなー



ぼんやりとした頭でそんな事を考えながら、部屋に戻る。ベットの上にはさっきと変わらない位置で眠っている大駕。



「たーいがーおーーきてー」



ポンポンと、大駕の肩を叩く。

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