第26話

小学校からの付き合いだから、幼い頃の顔も知ってる。

湊は昔っからの子供っぽいあほ面で、笑うとタレ目になる犬っぽい感じの顔だった。性格もそのまんま。

バカで何をしでかすか分からないぐらい、天然バカだけど、根は真っ直ぐなやつ。




大駕は⋯、昔っから女子にモテてた。

クラスに1人か2人はいると思う、スポーツが出来て、顔も良くて、周りからキャーキャー言われる男の子。まさしく大駕がそれだった。

多分、クラスの半分は大駕の事を好きになっていると思う。


中学になっても、大駕のハーレムは止まらず、彼女が出来ては別れ、出来ては別れ⋯出来て別れ⋯の繰り返し。

どう見ても高身長でイケメン、性格も良しとくればモテないはずがなくて。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る