第20話

元副総長で、特攻隊長をしていた辰巳さん⋯。



「そういえば湊、お前と同じクラスなんだろ?」


「⋯うん」


「仲良くしろよ?」


「仲良くしてあげてる。でも湊、あんま学校来ない」


「ふーん」


「あ、帰りに大駕んとこ寄ってく」


「お前、大駕と付き合えば?」


「嫌だよ、あんな変態。エッチできるなら誰でもいい男だよ」


「分かってねぇな」



分かってない?


赤信号で、お兄ちゃんが運転する車が停止し。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る