第11話

「────死ね!くそ大駕!!」


私は大駕を押しのけて、立ち上がった。


マジで女に見境のないこの変態大駕は、この暴走族の総長である藤原和臣の妹である私にもセクハラ行為をしてくる。






その時、総長と、副総長と、幹部と。その人達の彼女しか入れない部屋の扉が開き、



「────胡桃(くるみ)、もうちょい静かにしろよ」



私の大好きな人、城崎辰巳さんが現れた。

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